研究課題/領域番号 |
17K15644
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
松下 倫子 鳥取大学, 医学部, 助教 (70642198)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | MCPyV / SWI/SNF複合体 / H3K27me3 / Notch / エピゲノム / メルケル細胞癌 / メルケル細胞ポリオーマウイルス / 遺伝子病理診断学 |
研究成果の概要 |
皮膚の神経原性悪性腫瘍であるメルケル細胞癌(MCC)は、高齢者に多く予後不良の難治がんであり、MCCの約80%でメルケル細胞ポリオーマウイルス(MCPyV)が検出され、MCCの発癌に寄与すると考えられている。本研究では、転写抑制性のヒストン修飾であるH3K27me3においてMCPyV陰性例はMCPyV陽性例に比べ有意な低下が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子発現やクロマチン状態は、ヒストン修飾を始めとしたエピジェネティクスな制御を受ける。H3K27me3の修飾状態がMCPyV陽性MCCとMCPyV陰性MCCで異なることからMCPyV陽性MCCとMCPyV陰性MCCでの遺伝子発現の差異の原因の一つである可能性が示唆され、治療法の開発へとつながる研究基盤となることが期待される。
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