研究課題/領域番号 |
17K15698
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山田 大翔 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 助教 (10779333)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 自然免疫 / 免疫学 / ウィルス / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)に対する自然免疫センサー及びシグナル経路の解析を行った。HCMV感染時に宿主インターフェロン(IFN)応答が確認され、その応答に関わる宿主自然免疫センサー分子を見出した。さらに、このセンサー分子が認識するHCMV粒子中に存在する因子を同定した。これらの新規に見出したシグナル活性化機構が実際のHCMV感染時に起こるかを変異HCMVを作製することで確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HCMVは、世界の殆どの人が感染しており、とくに免疫不全の患者で致死的な感染症を引き起こすことが臨床的に問題となっている。HCMV感染症の治療には、長期にわたる抗HCMV薬の投与が必要であるが、一方で副作用や薬物耐性株の出現が問題視されており、HCMV感染症の克服には免疫学的なアプローチも重要であると考えられる。本研究では、HCMV特異的な因子に着目して自然免疫応答活性化の分子機構を見出したことで、HCMV感染細胞特異的に作用する生体メカニズムを見出すにいたり、副作用の少ない治療への応用に発展する可能性を秘めていると考えられる。
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