研究課題/領域番号 |
17K15715
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 国立感染症研究所 (2018) 千葉大学 (2017) |
研究代表者 |
林崎 浩史 国立感染症研究所, 真菌部, 研究員 (50779907)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | CD69-Myl9システム / 慢性炎症 / アレルギー性気道炎症 / T細胞 / Myl9 nets / MHCクラスⅡ発現細胞 / 血栓様構造体 / 感染 / 血管内腔 / 抗原提示細胞 / DSS誘導性大腸炎モデル / CD69リガンド / 気道炎症 |
研究成果の概要 |
アレルギー性気道炎症は炎症細胞が肺組織に集積することで引き起こされる。我々はこれまでに、T細胞の発現するCD69がそのリガンドであるミオシン軽鎖9/12との会合を介し、組織移行を促すことで気道炎症を誘導する事を報告し、この新規気道炎症制御機構をCD69-Myl9システムと命名した。本システムは気道炎症のみならず様々な疾患にも関与することが推測されるが、その詳細は不明であった。本研究により、CD69-Myl9システムの分子機構の一端を、そして病態形成への関与を明らかにすることができた。今後、より詳細に解析を進めることで、CD69-Myl9システムの治療ターゲットとしての可能性を明らかにしたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルギー性気道炎症を含む慢性炎症性疾患は今日大きな社会的問題となっており、新規治療法の確立が急務となっている。本研究で詳細に解析を進めた新規炎症制御機構のCD69-Myl9システムは、炎症反応による組織障害によって誘導される為、炎症の遷延化を特徴とする慢性炎症性疾患の病態形成やその治療法確立において極めて価値のある研究ターゲットである。本研究成果によりシステムの誘導機構の一端を明らかにすることができ、また、アレルギー性気道炎症以外の疾患への関与と重要性を明らかにすることができ、学術的にも社会的にも有意義な成果を残すことができた。
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