研究課題/領域番号 |
17K15727
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
近藤 健太 徳島大学, 先端酵素学研究所(プロテオ), 専門研究員 (60779974)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 胸腺 / T細胞 / 正の選択 / 負の選択 / 免疫学 / 獲得免疫 / T細胞選択 |
研究成果の概要 |
胸腺プロテアソームは、正の選択を司る胸腺皮質上皮細胞で特異的に発現し、ユニークな自己ペプチドを産生することでCD8+ T細胞産生を促すことが知られている。本研究は、胸腺プロテアソーム依存性の正の選択が胸腺髄質で実施される負の選択およびTCRレパトア形成に及ぼす影響を検討した。その結果、胸腺プロテアソーム依存性の正の選択はユニークなTCR産生に寄与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CD8+ T細胞は、様々な抗原を認識可能なTCRレパートリーを形成することで生体防御に寄与する。正の選択を司る胸腺皮質上皮細胞で特異的に発現する胸腺プロテアソームを欠損するマウスでは著しくCD8+ T細胞が減少することから、胸腺プロテアソームはCD8+ T細胞のTCRレパートリー形成に寄与すると考えられている。しかし、胸腺プロテアソームがどのようにTCRレパートリー形成するのかについては明らかではない。 本研究により、胸腺プロテアソームが形成するTCRレパートリーを明らかにすることで、感染症や悪性腫瘍に対する免疫応答の更なる理解に繋がることが予想される。
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