研究課題/領域番号 |
17K15740
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
藤森 さゆ美 徳島大学, 先端酵素学研究所(プロテオ), 助教 (20589717)
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研究協力者 |
大東 いずみ
高濵 洋介
高田 慎治
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | Wnt / 胸腺 / 胸腺上皮細胞 / 細胞分化 / シグナル伝達 / 発生・分化 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
分泌シグナル因子であるWntは、胸腺内でT細胞分化の制御に働くことが知られるものの、胸腺微小環境を構築する胸腺上皮細胞の分化をどのように制御するかについては分かっていない。本研究では、遺伝子改変マウスを用いた細胞系譜解析や遺伝子機能解析により、胸腺の初期発生段階からの胸腺上皮細胞におけるWnt/β-cateninシグナル伝達系の緻密な制御が、胸腺微小環境の初期構築や生後のT細胞産生に関わる胸腺上皮細胞の安定的供給に重要な役割を担うことを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胸腺におけるT細胞の増殖・分化・成熟は、胸腺微小環境を構築する胸腺上皮細胞との連続的な細胞間相互作用により、多段階を経て執り行われるが、この過程では、各段階で機能する特定の胸腺上皮細胞群の存在が不可欠である。本研究では、胸腺上皮細胞の亜集団として新たに見出された、Wnt/β-cateninシグナル伝達系を活性化する胸腺上皮細胞の機能的役割を特定することにより、胸腺の初期構築および生後の胸腺の恒常性維持機構の一端を明らかにした。
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