研究課題/領域番号 |
17K15749
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
加藤 穣 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (20727341)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 医療における良心的拒否 / 治療拒否 / 自己決定 / 良心的拒否 / 医療 / 権利擁護 / 日米比較 / 良心 / アメリカ |
研究成果の概要 |
医療において自律・自己決定が重要であるという点は広く受け入れられているが、脳死判定・輸血・ワクチン接種等が良心に基づいて拒否されるとき、医療における自律は綻びを見せると思われる。日本とアメリカ合衆国の比較を軸に、医療における良心的拒否について調査しその役割と限界を検討し、また関連する事象を探索してこれらの事例を医療全体の中で位置づけ、これらを通して医療における自律を再考しようとした。各事例について歴史的経緯や最新の状況・議論を調査して数件の学会発表および論文として公表したが、特に新しい手法を取り入れるために期間内に終えられなかった調査、書き終えられなかった論文があるので早期に完成したい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療における自律・自己決定について多様な視点から研究が続けられているが、本研究は、医療における良心的拒否という、自律原則が綻びを呈しているかに見える事例を掘り下げることで、ワクチン接種拒否等、喫緊の問題事例に対処するだけでなく、医療における自律をより概念的に洗練し、実践的にも改良することにつなげることを目指した。各事例について歴史的経緯や最新の状況・議論を調査して数件の学会発表および論文として公表できた。また、主流の生命倫理学では異なる考えを持つ人が同意できる最小限の抽象的原則として自律を捉え、そこを基盤として議論を可能にしようとするが、このような議論の問題点に関する洞察も得た。
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