研究課題/領域番号 |
17K15762
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
原 愛 (野上愛) 就実大学, 薬学部, 助教 (30614953)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | L-アスパラギナーゼ / L-asparaginase / 薬物アレルギー / アレルギー / 小児白血病 / 急性リンパ性白血病 / オマリズマブ / 中和抗体 / L-asparaginese / モデル動物 |
研究成果の概要 |
小児急性リンパ性白血病の治療薬として繁用されるL-アスパラギナーゼ(L-ASP)は、高頻度に薬物アレルギー反応を生じることが克服すべき課題となっている。本研究では、L-ASPアレルギーのモデル動物を作製し、その血清と培養細胞を用いてL-ASPアレルギーの評価系の構築に成功した。この実験系は、L-ASPに対するアレルギー反応の程度を非侵襲的に評価できるだけでなく、抗IgE抗体が有効なアレルギーであるか否かを判定し、抗IgE抗体の投与量を個別化できる評価系となることが示された。本研究の成果を用いてL-ASPアレルギーを克服することにより、急性リンパ性白血病治療の完遂と生存率の向上が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児の病死の死因1位はがんであり、その中でも小児急性リンパ性白血病(ALL)は最も多く占める。L-アスパラギナーゼ(L-ASP)は、小児ALLの標準治療であるため、本研究によりL-ASPアレルギーの病態解明や治療薬の開発が進むことで、L-ASPアレルギーの克服が可能となり、多数の小児がん患者を救うことが期待出来る。さらに、本研究で得られた知見をもとに、他の薬物アレルギーの克服にも役立てることが出来る。
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