研究課題/領域番号 |
17K15803
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
上原 和之 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (80582006)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 放射線治療 / 画像誘導放射線治療 / 位置照合 / 距離画像 / RGB画像 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は画像誘導放射線治療において位置照合精度の向上と患者被ばく線量の低減、位置照合時間の短縮を目的としたフレキシブルな位置照合システムの開発である。現状の位置照合手法における残余誤差を解析し、放射線線量分布への影響を明らかにした。既存の固定器具を利用した位置照合システムの試作器を作成し、システムの実現性について検討した。その結果としてより対応能力のある自由度の高いシステムとするための課題を見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において現状実施されている皮膚マーキングとレーザー照合機による体軸補正、それに続けて一回から複数回のX線画像による照合で再現される体位において補正しきれていない残余誤差について評価した。またその残余誤差が線量分布、特にリスク臓器に及ぼす影響について評価した。この結果が本研究の開発要素が目指すべき基準となると考えられる。フレキシブルな患者位置照合システムの開発では体位の側屈に対する補正についての構造的課題や専用のコンプレッサの必要性が認められた。これらの課題をクリアすることで画像誘導放射線治療において患者被ばく線量の低減や照合時間の短縮が可能となると考えられる。
|