研究課題/領域番号 |
17K15812
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
丹正 亮平 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 加速器工学部, 研究員(任常) (80735126)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 粒子線がん治療 / スキャニング照射法 / ビームインターロック / 粒子線治療 / スキャニング照射 / 線量分布計算 / 重粒子線治療 / ビームインターロック機構 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、粒子線がん治療に使われるスキャニング照射装置において、ビームインターロック機構の閾値を線量分布の定量的な評価に基づいて決定することである。そのため、スキャンする粒子ビームの計画値からの偏差量と線量分布への影響をシミュレーションから調べるための計算環境を構築した。この計算ツールを使って、ビームサイズの計画値からの偏差量が与える線量分布への影響を定量的に評価し、その結果から異なるビームサイズにおける偏差量の許容値を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
粒子線がん治療への社会的関心は年々高まっており、その治療施設の数も世界的に増加している。また、本邦においては近年一部症例について保険適応となり、今後も治療患者は増加していくと予想される。スキャニング照射装置のインターロックは、腫瘍への線量分布を担保するための重要な機構であり、この作動条件を適切に設計することは、今後増加していく治療患者の安全性を高めることに寄与する。また作動条件の厳格化による過度な治療中断を防ぐことで、装置の運用効率を高め、より多くの患者を治療できる環境を提供する。
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