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解剖時CTを用いた頭頸部動脈造影法の確立と同法を用いた椎骨動脈損傷の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K15877
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 法医学
研究機関千葉大学

研究代表者

猪口 剛  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (20572580)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード椎骨動脈損傷 / 死後画像 / 死後血管造影CT / 死後血管造影 / 法医学 / 死後画像検査
研究成果の概要

解剖時に椎骨動脈損傷を評価するための方法として頭頸部血管造影法を開発し、同方法を用いた頭頸部損傷事例における、造影CT所見と病理組織所見を比較した。結果、造影CTは、病変がないことを正しく診断する陰性的中率が高い一方、椎骨動脈病変を、非破壊的に同定できる能力を有している可能性が示唆された。一方で、病理組織学的評価のために採取した標本において多数のアーチファクトが経験されたことから、椎骨動脈損傷の死後評価には困難さがあることが改めて示された。従って、実務および研究双方において、椎骨動脈損傷の評価のためには、造影CTおよび血管内視鏡など非破壊的に評価できる方法を組み合わせる必要性がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

法医学領域において、解剖時の椎骨動脈の検索は、死因決定において重要であるにも関わらず、その手技的煩雑さからルーチンで行われているとは言い難い。近年、法医学領域において、非侵襲的検査である死後血管造影CT注目を浴びつつあり、椎骨動脈のような剖出が困難である部に対してその適応が期待されている。そこで本研究では、死後造影における、頭頸部動脈造影法を確立し、同方法によって解剖時に椎骨動脈を非侵襲的に評価することを目的とした。同所見を、血管内視鏡所見や、病理組織所見と比較・検討することによって、頭部外傷時における椎骨動脈損傷の発生率等を調査することは、臨床側へも有用な情報を提供できると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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