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CDIと身体所見を組み合わせて高齢者施設の新たな救急受診トリアージ手法を開発する

研究課題

研究課題/領域番号 17K15901
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関自治医科大学

研究代表者

阿江 竜介  自治医科大学, 医学部, 講師 (70554567)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードCDI / 高齢者介護 / 特別養護老人ホーム / 老年医学 / プライマリーケア / 高齢者ケア / 高齢者施設 / CDI / 介護士 / 元気さの定量的計測 / 救急受診 / トリアージ
研究成果の概要

介護スタッフがこれまで言葉にしづらかった印象や気付きの言語化を狙い,日常業務の一環として利用できるCDIチェックリストを作成した。高齢者施設でチェックリストの活用を開始し,CDIに関する情報を的確に収集できる仕組みを構築した.蓄積されたデータを解析したところ,CDIは肺炎発症の数日前から察知される一方で,尿路感染症・胆道感染症や転倒は突発的に発症し,先行するCDIが察知されにくいことが明らかになった.肺炎は高齢者施設内で発症する急性感染症の中で最も頻度が高く,CDIはその早期診断に寄与し得ることが示唆された.さらに,CDIは施設内での死亡日を予測できる可能性も示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢者の肺炎は発熱を欠くことがあり,重症化に伴い致命的な状態に陥るまでバイタルサインに異常を来さないこともある.一方で肺炎は,日常診療で高頻度に遭遇する疾病である.
CDIは肺炎の早期診断に寄与し得ることが本研究で示唆された.CDIを介して肺炎を早期に診断できれば,早期の治療により重症化を予防できる.CDIの有用性を示すエビデンスの蓄積は,介護スタッフの目利き力・判断力の信頼性を向上させる.介護スタッフの判断力が適切であれば,医療者を介さなくても高齢者の健康状態をスクリーニングできる.このことは,医療・福祉の効果的な機能分担や連携にも役立つ.

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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