研究課題/領域番号 |
17K15912
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
藤林 周吾 旭川医科大学, 医学部, 客員助教 (10624174)
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研究協力者 |
笹島 順平
後藤 拓磨
藤谷 幹浩
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 自己免疫性膵炎 / 膵炎 / 自己免疫 / 疾患関連遺伝子 |
研究成果の概要 |
自己免疫性膵炎(Autoimmune pancreatitis; AIP)はIgG4関連疾患の膵病変の可能性が高いが、その発症に環境因子に加え遺伝的素因の関与が示唆されている。本研究では、AIP患者のコホートを用いて(n=27)、健常人(n=30)を対照群にgermline variantの解析を行い、複数の候補遺伝子多型を同定した。これらのバリアントのうち、P2RX3 (c.195delG)及びTOP1 (c.2007delG)が新規のAIP感受性遺伝子と考えられた。さらに、AIPの再燃、膵外病変の併存に関連するバリアントの特定に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AIPは原因不明の慢性膵炎であり、高IgG血症やリウマチ因子などの自己抗体が陽性で、ステロイド治療への良好な反応が特徴とされる。疾患感受性遺伝子の同定は、診断ならびに予後予測マーカーとして、診断に難渋する例や再燃を来す例に対する解決策となる。
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