研究課題/領域番号 |
17K15913
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
後藤 拓磨 旭川医科大学, 医学部, 助教 (50646007)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | microRNA / RNA結合蛋白 / 膵臓癌 / micro RNA / 胆道癌 / 膵管内乳頭粘液性腫瘍 / 癌 / 核酸 / 消化器 |
研究成果の概要 |
膵腫瘍症例におけるexosome中microRNA(ExmiR)の体内分布の一端を示した。腫瘍促進miRと抑制miRの癌細胞および癌Exosome内での発現の違いを明らかにした。 腫瘍抑制miRの過剰発現は,癌細胞の増殖抑制のみならず,Exosomeの分泌促進に関与する可能性を示した。膵腫瘍細胞株において,RNA結合蛋白(RBP)の発現抑制は,腫瘍増殖を抑制し,腫瘍促進および抑制miRの発現に変化をきたすこと,miRの変化は癌細胞と膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)において異なること,を確認した。さらにRBPの発現抑制は,他のRBPの発現に影響する可能性も示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本検討により,RNA結合蛋白(RBP)とexosome中microRNA(ExmiR)の膵腫瘍増殖への関与が明らかになるとともに,これらの相互作用も示された。 これらの体内分布の詳細な検討を継続することは,新たな診断マーカー開発への足がかりとなり得る。 また膵腫瘍細胞株における追加解析にて,難治癌である膵癌の癌進展メカニズムが明らかになるとともに,治療ターゲットを同定することで新規治療薬の創薬につながる可能性がある。
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