研究課題/領域番号 |
17K15952
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
吉田 理 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (70746809)
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研究協力者 |
今井 祐輔
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 肝星細胞 / 細胞外ATP / P2X7 / PKR / 線維化 / 肝線維化 / 内科 |
研究成果の概要 |
肝星細胞(LX-2細胞)におけるP2X7の発現をRT-PCT、ウエスタンブロットにて確認した。しかし、ATPによるP2X7を介した肝星細胞の活性化は確認できなかった。P2X7ノックアウトマウスに線維化を誘導することに成功したが、WTマウスとの差は見られなかった。 一方、肝星細胞が分泌する液性因子が肝細胞癌の増殖、進展に寄与することを明らかにした。肝星細胞の液性因子の分泌を、肝星細胞上のProtein Kinase Rが制御していることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝星細胞の活性化における細胞外ATP、P2X7の役割を明らかにすることはできなかった。 一方で、肝細胞癌の進展に肝星細胞が分泌する液性因子が寄与することを明らかにした。さらに肝星細胞の液性因子分泌はPKRが制御することを明らかにした。この成果は、肝硬変患者における肝細胞癌の進展機序の解明にみならず、新規治療薬の標的となる可能性を秘めている。肝星細胞におけるPKRの役割をさらに追及することで、肝の線維化に対する新しい治療法の開発も可能とする可能性を秘めている。
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