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CD4Treg 高抑制能サブセットが大腸癌に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K15957
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 消化器内科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

平川 昌宏  札幌医科大学, 医学部, 助教 (50561023)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード大腸癌 / CD4Treg / Helios
研究成果の概要

CD4Tregは抗腫瘍免疫を抑制し腫瘍の増殖を促すと考えられている。CD4Tregにはいくつかのサブセットが存在すると考えられているが、そのマーカーは未だ確立していない。研究代表者はこれまで転写因子であるHeliosの発現がCD4Tregの抑制能に関連するマーカーであることを報告してきた。本研究ではこれらの知見を大腸癌に応用し、新規予後予測因子などの臨床応用への基盤となる研究を行った。大腸癌患者においては、末梢血中及び腫瘍浸潤リンパ球におけるHelios陽性CD4Tregの割合が上昇しており、更には大腸癌患者間ではCD4TregにおけるHeliosの発現は予後に関連している可能性も示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、がん研究において免疫の分野は非常に注目されている。その中でも、制御性T細胞(Treg)は抑制性のT細胞として重要な働きを担っていると考えらえているが、最近ではTregの中でも異なる機能を有したいくつかのサブセットがあることが報告されてきている。しかしならが、そのサブセットをわける明確なマーカーやその機能は十分に解明されているとはいえない。本研究は、Tregの活性化マーカーの可能性があるHeliosに注目し、大腸癌患者における予後との関連性を解析した貴重な研究であると考える。今後、更なる検討をかさね、予後予測としての活用や治療標的としての可能性なども探索していく予定である。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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