研究課題/領域番号 |
17K16036
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
椎原 淳 自治医科大学, 医学部, 助教 (20737241)
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研究協力者 |
太田 洋充
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 薬剤性間質性肺炎 / EGFR-TKI / MUC4遺伝子 / 薬剤性肺障害 / MUC4変異解析 / MUC4塩基配列決定 / シグナル伝達 / ゲノム |
研究成果の概要 |
これまでの研究により疾患群と健常人のMUC4 exon2の長さが有意差を持って異なることをSouthern blottingの技法を用いて明らかにした。また、現時点で数名の患者、および健常日本人でMUC4の全塩基解析を完了している。複数のヒトで保存されている領域と、多型が多く見られる部位に分かれることがわかってきている。今後はこのシークエンスを継続して行い、疾患関連塩基配列を同定していく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかになる遺伝子多型は、切除不能EGFR遺伝子変異陽性肺がん患者さんに対して劇的な効果が期待されるはずのEGFRチロシンキナーゼ阻害剤を投与後に、不幸にも発症してしまう致死的間質性肺炎に関連するものである。 まだその遺伝子多型の完全な同定には至っていないが、今後解析を続けることによって遺伝子多型が同定できれば、致死的な間質性肺炎の発症を事前に回避、または予測できるようになると思われ、不幸な転帰を辿る患者さんを減らすことにつながると考えられる。
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