研究課題/領域番号 |
17K16043
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
垂井 愛 東京大学, 保健・健康推進本部, 助教 (40727749)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 気管支喘息 / 炎症性メディエーター |
研究成果の概要 |
生理活性リン脂質の血小板活性化因子(PAF)は強力な平滑筋収縮作用や炎症細胞の遊走作用をもち、PAFの生合成酵素であるリゾホスファチジルコリンアシル転移酵素(LPCAT)2は炎症時に活性化される。このLPCAT2の気管支喘息に対する疾患治療標的としての可能性を探ることを目的とした。 LPCAT2抑制により細胞レベルではPAFによる平滑筋細胞活性化の抑制が示唆されたが、LPCAT2遺伝子欠損マウスでの気管支喘息抑制は明らかではなかった。生体内では複数の経路や気道上皮細胞など他の細胞が病態に関与しているため、統計学的に十分な効果が認められなかった可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気管支喘息は死に至ることのある疾患である。気管支喘息の治療薬は、近年の分子標的薬の発展が目覚ましいが、一方で、病態については未だ解明されていなことも多い。そのためコントロール不良な重症喘息で治療に難渋する人も多い。新しい分子を検討することは、気管支喘息の機序に迫り、補助的治療薬としての可能性につながると考えられる。
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