研究課題/領域番号 |
17K16055
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
三浦 陽子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (60563517)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 間質性肺炎モデル / 線維化 / 間質性肺炎 / モデルマウス / UIP / NSIP / 関節リウマチ / 肺線維症 |
研究成果の概要 |
本研究では、新規の間質性肺炎誘導モデル (induced usual interstitial pneumonia (iUIP) model) を用いて①組織学的特徴 (線維化率、炎症率)および、②抗線維化剤ニンテダニブの連続経口投与による治療効果を検討した。本方法での誘導により、2週目にNon-specific interstitial pneumonia (NSIP) の後、6~8週にかけて緩解し、14週でUIP様の症状を示した。ニンテダニブ投与は緩解期である投与後6週目より14週まで連続投与を行った。ニンテダニブ投与はiUIPモデルに対し、抗線維能を示すことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
間質性肺炎の中でも特発性肺線維症 (IPF/UIP) は重篤な肺疾患であるが、その作用機序等は不明点が多い。本研究で確立した新規のIP誘導モデルは、ブレオマイシンの気管支投与法を改良した方法で、肺炎誘導後に二峰性の線維化を示した。特に後期の線維化では、UIP様の症状を呈することを明らかにした。このようなUIP様の症状を示すモデルは他になく、今後UIP発症の詳細な解析が可能となる。ニンテダニブ投与による抗線維化能も明らかになったことから、新規の抗線維化剤のスクリーニングとしても活用できると考えられる。
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