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悪性中皮腫におけるオートファジー活性化機序の解明と新規診断法、治療法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K16065
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

篠原 義康  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60723509)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード悪性中皮腫 / オートファジー / 細胞増殖 / 抗がん剤抵抗性
研究成果の概要

本研究は、悪性中皮腫におけるオートファジーが果たす役割とオートファジー活性化の機序を明らかにすることを目的とし、以下のことを明らかにした。(1)遺伝子Aは、中皮腫細胞株において、オートファジーと細胞増殖を抑制することが分かった。 さらなる検討が必要であるが、悪性中皮腫細胞株では、遺伝子Aがオートファジーを調節するメカニズムや細胞の増殖が調節されるメカニズムが複数ある可能性が示唆された。(2)p62は、悪性中皮腫細胞株において、細胞増殖やシスプラチン抵抗性に関与する可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

悪性中皮腫においてオートファジーを調節する蛋白質を見出し、分子機序の一端を解明することができた。一方、悪性中皮腫細胞株において、飢餓でオートファジーを誘導すると、通常はオートファジーに分解されるp62蛋白質が悪性中皮腫細胞株の細胞内で増加するという興味深い知見を得ることができた。さらに、悪性中皮腫細胞株においてp62は細胞増殖や抗癌剤抵抗性と関わる可能性があった。このことは、悪性中皮腫が抗癌剤というストレスに対して適応することにより、悪性中皮腫が抗癌剤に対して強い抵抗性を獲得する機序の一つである可能性がある。さらなる研究で新規治療法の開発に繋がる可能性や抗癌剤抵抗性を克服できる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 悪性中皮腫細胞株におけるp62/SQSTM1の機能解析2019

    • 著者名/発表者名
      篠原義康
    • 学会等名
      第108回日本病理学会総会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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