研究課題/領域番号 |
17K16097
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
石澤 健一 帝京大学, 医学部, 助手 (10772684)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖尿病性腎症 / KLHL3 / リン酸化 / 脱リン酸化 / 糖尿病 / 高血圧 |
研究成果の概要 |
本研究では、アンジオテンシンIIの新規エフェクターであるユビキチンリガーゼ構成分子Kelch-like 3(KLHL3)の翻訳後修飾による機能調節に焦点をあて、その異常と糖尿病性腎症の関連を解析した。db/dbマウスの腎臓で、KLHL3のリン酸化とPKC活性が増加し、PKC阻害薬によりIn vitroとIn vivoでKLHL3のリン酸化は抑制された。さらに、SGLT2阻害薬(Ipragliflozin)がKLHL3の機能異常を改善する可能性があることを示した。また、KLHL3のリン酸化が制御されるメカニズムを探索する過程で、CalcineurinがKLHL3を脱リン酸化することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はKLHL3のリン酸化の病的意義を解明を目指すものであるが、糖尿病性腎症におけるKLHL3のリン酸化異常を突き止めたことで、病態の分子基盤の一部が解明されることとなり、臨床的有用性が高い。 また、CalcineurinがKLHL3-S433を脱リン酸化することを見出したが、Calcineurin阻害薬(CNI)は免疫抑制薬として臨床で頻用されている。CalcineurinがKLHL3の脱リン酸化酵素として働くことは重要な結果であるが、CNIによる高血圧の病態の一部を解明したことは、臨床的にも重要と考えられる。
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