研究課題/領域番号 |
17K16133
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
竹田 育子 生理学研究所, 基盤神経科学研究領域, 特別協力研究員 (30746300)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | アストロサイト / DREADDシステム / 経頭蓋直流電気刺激 / DREADD system / アミロイドβ / タウオパチー |
研究成果の概要 |
本研究はタウオパチーの新たな治療的アプローチのため、特異的アストロサイト活性化方法と活性化による影響を検討した。アストロサイトにhM3Dq(Gq)-DREADDを発現させ、選択的にアストロサイト内にCa2+を放出させ活性化させる方法を用いた。アデノ随伴ウイルスにてhM3Dqをマウスに導入し、2週間後に特異的リガンドCNO (clozapine N-oxide)の腹腔内投与を行い、hM3Dqが発現しているアストロサイト特異的に長時間活性化することができた。このアストロサイト活性化の神経回路に対する効果として神経細胞のスパインを観察したところ、スパインのターンオーバーに変化を起こしていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで神経疾患に対する治療ターゲットの多くは神経細胞であった。しかし今回私はアストロサイトを新たにターゲットとなり得るかどうかについて検討を行っている。アストロサイトを活性化させることにより特に神経回路への影響を示しており、神経疾患だけでなく異常形態シナプスの多い他の中枢神経系への新たなアプローチ方法にもなりえると考えられる。
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