研究課題/領域番号 |
17K16171
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
服部 裕次郎 日本医科大学, 医学部, 講師 (40528436)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 下垂体腫瘍 / エストロゲン受容体 / digital PCR / 神経内分泌学 / 内分泌学 |
研究成果の概要 |
下垂体腫瘍の手術検体を用い、digital PCR法および免疫組織化学法を用いてエストロゲン受容体(ER)の発現プロファイルを定量的に評価した。下垂体腫瘍の種類によらずERα変異体およびERβの発現をほとんど認めなかった。非機能性腺腫に限定した詳細解析では、全長型ERα発現が高い群と低い群を認めた。それに加え、ERα発現が高い群では、その下流遺伝子であるGREB1の発現量と有意に相関していることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により下垂体腫瘍におけるdigital PCRを用いた全長型および変異型のエストロゲン受容体(ER)の遺伝子発現量を測定する定量系を確立した。それを用いた解析により下垂体腫瘍ではERα変異体の発現プロファイルが初めて判明した。本研究は、エストロゲン感受性腫瘍である乳癌や、アンドロゲン依存性の前立腺腫瘍などエストロゲン以外のホルモン感受性腫瘍の発現にも応用できる可能性が示唆され、成果の意義は高いと考える。
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