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薬剤耐性菌感染症に対する光線治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17K16233
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 感染症内科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

伊藤 公博  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60794336)

研究協力者 光永 眞人   (40433990)
岩瀬 忠行   (80385294)
西村 尚  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード薬剤耐性菌 / 分子標的薬 / 近赤外光 / 光免疫療法 / 感染症治療学 / 光線免疫療法
研究成果の概要

我々が開発してきたphotoimmunotherapy (PIT) は、がん細胞膜に特異的に結合する抗体に光感受性物質を結合させ、近赤外光の照射によりがん細胞膜のみを破壊する治療法である。本研究課題では、通常の抗菌薬が無効の薬剤耐性病原体に対する治療にPITを応用させることを目的とした。黄色ブドウ球菌の細胞壁構成成分と特異的に結合する抗体を光感受性物質と結合させた化合物を細菌に結合させたのち近赤外光を照射することで、抗体選択的に強い殺菌効果が誘導されることをin vitroおよびin vivoモデルを用いて確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ペニシリンが実用化されてから、細菌感染症に対する治療は抗菌薬の進歩と耐性菌の出現を繰り返している。近年になり、複数の耐性メカニズムを持つ細菌も検出されるようになり、薬剤耐性菌に対する感染症治療は全世界的な問題である。今回開発した病原体に対するPITは、細菌の主たる構成成分である細胞壁を物理的に破壊することで殺菌効果を誘導し、薬剤耐性の有無にかかわらず抗体選択的に殺菌効果が得られる方法である。抗菌薬と異なる作用機序であり、薬剤耐性を誘導しにくいと考えられ、今後の耐性菌治療法開発に役立つと期待される。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-01-27  

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