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小児肝がん細胞において分子標的となりうる膜蛋白ADAM32の制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K16265
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 小児科学
研究機関広島大学

研究代表者

深澤 賢宏  広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 研究員 (80734285)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードADAM32 / 肝芽腫 / ノックダウン / CDDP / アポトーシス / CDDP / 低酸素 / 強発現 / 治療標的 / 癌 / 発現制御 / ADAM
研究成果の概要

小児がんは治療成績が向上してきているが、未だに難治な症例も少なくなく、治療にも治療後の晩期障害も大きな問題です。そこで、詳細な分子機構に基づく、安全で治療効果の高い新たな分子標的薬の開発が望まれています。最近、膜蛋白質ADAMファミリーは、様々なヒトがん腫において発現変動が報告されていることから、患者検体における解析を行った結果、肝芽腫において特異的に発現亢進する分子としてADAM32を見出しました。そして、ADAM32の細胞機能を、肝芽腫細胞株を用いて解析した結果、細胞遊走・浸潤、幹細胞性、また抗がん剤に対し抵抗性を有することが明らかになり、がん治療の分子標的となる可能性が示されました。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝芽腫に対する分子標的治療法は未だ開発されていないため、より治療効果が高く副作用の少ない分子標的治療法開発が望まれています。本研究では、肝芽腫におけるADAM32の機能を検討した結果、ADAM32が細胞遊走・浸潤、幹細胞性などの、がん遺伝子としての機能を有していることが明らかとなりました。ADAM32のがんにおける機能を初めて明らかにした本研究は、肝芽腫だけでなく、ADAM32が関与する他のがん種においても、新たな分子機構解明や分子標的薬開発に貢献すると考えられます。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 肝芽腫において高発現するADAM32発現制御機構の解明2019

    • 著者名/発表者名
      深澤賢宏、谷本圭司、山岡絵美、金輪真佐美、廣橋伸之、檜山英三
    • 学会等名
      第42回日本分子生物学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 小児肝がんにおいて高発現する膜蛋白ADAM32の分子機能および治療標的としての検討2018

    • 著者名/発表者名
      深澤賢宏, 谷本圭司, 山岡絵美, 金輪真佐美, 廣橋伸之, 檜山英三
    • 学会等名
      第56回日本癌治療学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 小児肝がん細胞において高発現する膜蛋白ADAM32の意義2017

    • 著者名/発表者名
      深澤賢宏、谷本圭司、山岡絵美、金輪真佐美、廣橋伸之、檜山英三
    • 学会等名
      第40回日本分子生物学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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