研究課題/領域番号 |
17K16349
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
齋藤 稚代 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (10571507)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 紫外線療法 / 乾癬 / アディポサイトカイン / 制御性T細胞 / TH17 / 光線療法 / 制御性T細胞 / TH17細胞 / 皮膚免疫 |
研究成果の概要 |
光線療法によって、乾癬患者の末梢血において制御性T細胞を誘導し、誘導された制御性T細胞が患者の臨床症状と反比例していることを明らかにした。紫外線は制御性T細胞の誘導によりTh17細胞の活性化を抑えると考えられるが、実際に乾癬患者の末梢血Th17細胞が PUVAバス治療後有意に減少していた。光線療法開始前後、CD4陽性細胞を分離し、細胞内IL-17、IL-22の細胞内サイトカイン染色を行った。IL-17のみならず、IL-22でも同様に減少することがわかり、乾癬の病態におけるIL-22の関与があること、また、光線療法によってTH17細胞、Th22細胞の抑制に働くことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究成果は、光線療法のメカニズムの一部を明らかにするとともに、乾癬の病態がより明確になることが期待される。またTh17細胞がその病態に関与していると考えられている自己免疫性脳脊髄炎(多発性硬化症)や様々な自己免疫疾患に対し光線療法が応用できる可能性があり、今回の研究がその足がかりとなる可能性がある。
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