研究課題/領域番号 |
17K16380
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
樋口 文宏 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (60711249)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ストレス / うつ病 / マイクロRNA / 動物モデル / 遺伝子発現 / ストレスレジリエンス / うつ |
研究成果の概要 |
本研究では、マイクロRNAを介した遺伝子発現調節機構とストレス適応機構との関連を検討した。その結果、B6マウスはストレス負荷による行動変容を認めなかった。一方、BALBマウスはストレス負荷後に社交性が低下していた。次に、2系統のマウスのストレス負荷後の内側前頭前野マイクロRNA発現変動をsmall RNA-seq法により検討した。その結果、ストレス耐性マウスに特徴的なマイクロRNAを9種類、ストレス感受性マウスに特徴的なマイクロRNAを17種類抽出できた。本研究によって、ストレス適応マウスと不適応マウスに特異的に発現変動するマイクロRNAを抽出することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によってストレス適応・不適応マウスの脳内マイクロRNA発現を網羅的に検証したことで、ストレス感受性・レジリエンスに関与する候補マイクロRNAを抽出することができた。これは、気分障害や不安障害などを含むストレス性精神疾患の発症機序解明につながる可能性がある。また、これら精神疾患の治療・再発予防に対する新たな治療法の開発が期待できる。
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