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アルツハイマー型認知症の病態とABCA7遺伝子の役割

研究課題

研究課題/領域番号 17K16382
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 精神神経科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

山崎 聖広  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (20724579)

研究協力者 上野 修一  
伊賀 淳一  
森 崇明  
安部 賢郎  
越智 紳一郎  
河邉 憲太郎  
吉田 卓  
森 蓉子  
吉野 祐太  
尾崎 優樹  
佐尾 知子  
細田 能希  
大西 智恵美  
伊吹 知真  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードアルツハイマー型認知症 / 遺伝子発現 / メチル化 / 一塩基多型 / 統合失調症 / ABCA7遺伝子 / エピジェネティクス / 遺伝子 / 発現 / ABCA7
研究成果の概要

アルツハイマー型認知症50例 と対照群50例の血液を用いて遺伝子発現量を測定し、gDNAからメチル化、一塩基多型(rs3764650)の測定を行った。結果、ABCA7遺伝子の発現量がアルツハイマー型認知症で有意に上昇しており、メチル化 や一塩基多型の遺伝子発現への関与は否定的であった。アルツハイマー型認知症の罹病期間が長く、認知機能障害が重症になるほど遺伝子発現量は減少しており、ABCA7がアルツハイマー型認知症のバイオマーカーとなりうる可能性を示唆する結果が得られた。さらに統合失調症でも対照群と比較しABCA7遺伝子の発現量が上昇していることが分かった。これらの知見をそれぞれ学会報告した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

アルツハイマー型認知症は未だ根治的な治療がなく、血液などの簡便なバイオマーカーも確立していない。今回の研究成果は、そのバイオマーカーの確立に寄与する可能性のあるものであり、学術的にも社会的にも大きな意義を持つと考えられる。また、同じバイオマーカーにおいて統合失調症でも変化がみられたことから、未だ解明されていない精神疾患の解明にも役立つ可能性があると考えられた。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 統合失調症におけるABCA7遺伝子の白血球遺伝子発現と多型解析2018

    • 著者名/発表者名
      山崎聖広
    • 学会等名
      統合失調症学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] Gene Expression and Methylation Analysis of ABCA7 in Patients with Alzheimer’s Disease2017

    • 著者名/発表者名
      Kiyohiro Yamazaki
    • 学会等名
      Society for Neuroscience
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] アルツハイマー型認知症患者の血液におけるABCA7遺伝子のDNAメチル化率およびmRNA発現量の解析2017

    • 著者名/発表者名
      山崎 聖広
    • 学会等名
      日本生物学的精神医学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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