研究課題/領域番号 |
17K16446
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中村 優子 広島大学, 医系科学研究科(医), 共同研究講座准教授 (40598984)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 画像所見 / 病理所見 / 画像と病理所見の乖離 / 仮想生体病理 / 放射線医学 / 画像診断 / 病理学 |
研究成果の概要 |
画像診断のgold standardは病理所見であるが、画像所見と病理所見が乖離することもまれではなく、この画像と病理の乖離は正確な患者の治療方針の決定にとって大きな妨げとなっている。この乖離は、治療前の画像が患者の体内(生体)を対象としていることに対し、病理所見はホルマリン固定が行われた検体が対象であり、両者の対象物が完全に一致していないことに由来している可能性が高いと考えられ、両者の差異を補正する手段を検討した。結果ホルマリン固定により特に疾患が存在する場合に画像所見が変化している可能性があることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
画像診断は患者の体内を非侵襲的に把握できるため、患者の治療方針決定に大きな役割を果たしている。画像診断のgold standardは病理医による摘出された検体の評価(病理所見)であるが、画像所見と病理所見が乖離することはまれではない。本研究は画像所見と病理所見の差異を補正することを目的としており、結果として、腐敗を抑制するためのホルマリンによる摘出検体の固定が画像所見を変化させている可能性があることがわかった。
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