研究課題/領域番号 |
17K16450
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
則兼 敬志 香川大学, 医学部, 助教 (90623223)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 心臓サルコイドーシス / PET / FLT / FLT PET/CT / FLT PET / サルコイドーシス / 18F-FDG / 18F-FLT / 心サルコイドーシス |
研究成果の概要 |
本研究では、生理的集積の低いチミジンの誘導体であるfluorothymidine(FLT) PET検査の心臓サルコイドーシス診療における有用性を既存のFDG PETと比較検討した。FLT PETでは心臓病変及び縦隔リンパ節にFDG PETよりは集積は低いものの、異常集積として陽性描出が可能であった。診断能においてはFLT PETはFDG PETに遜色ない結果であった。また、治療前後に撮影した症例においては、治療後にFLTの心臓病変及びリンパ節病変の集積が低下しており、治療効果判定にも有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、日常診療における心臓サルコイドーシスの核医学画像診断としては、FDG PETが行われており、その有用性が知られている。しかしながら、心筋にはFDGの生理的集積があるため、検査前の長時間絶食や低炭水化物食などの厳格な前処置が必要である。FLTは心筋の生理的集積が乏しいため、前処置が不要であり、かつ生理的集積による偽病変が乏しい点で有用である。
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