研究課題
若手研究(B)
MRI の血流情報とカテーテルの圧情報を組み合わせることで左右肺動脈血管抵抗を算出し、バルーン肺動脈形成術(BPA)治療前後での比較研究を行い、BPAを片側肺のみに施行すると、治療をしていない肺血管でも血管抵抗が下がることを明らかにした。我々のグループで開発した心筋ストレインソフトを利用し、BPA治療前後の右心房機能の検討を行った。BPA前後で、右房機能が改善していることを明らかにし、肺高血圧治療に伴う右房機能改善を世界で初めて明らかにした。また、右房容積拡大がない群においても右房機能改善を証明し、心房容積拡大がない群における非侵襲的治療効果判定に利用可能なことを明らかにした。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症は、難治性疾患克服研究事業の特定疾患治療研究事業対象疾患であり、希少疾患であるが、患者数は急増している。心臓MRIとカテーテルを組み合わせて、バルーン肺動脈形成術の治療効果発現の病態生理を明らかにしたこと(非治療側の肺血管抵抗も下げる、右心房機能も改善する)は今後の治療基準やガイドライン作成に大きく寄与するものと考えられる。また現状、本疾患の治療効果評価には侵襲的なカテーテル検査による肺動脈圧の測定が必要であり、MRIを用いた非侵襲的な治療効果判定法を提案したことは患者の負担軽減に大きく寄与する。
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すべて 雑誌論文 (16件) (うち国際共著 6件、 査読あり 16件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 5件)
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