研究課題/領域番号 |
17K16505
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
川口 展子 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (60771540)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 乳癌 / IgG糖鎖 / 診断予測モデル / バイオマーカー / 血清IgGN型糖鎖 / 糖鎖 / 癌 / トランスレーショナルリサーチ / 免疫学 |
研究成果の概要 |
乳癌は早期発見により手術での高い治癒率が期待できる。しかしながら現状では、病期が0、I期で診断される症例は半数程度で、簡便で感度の高い診断手法の開発が必要とされている。本研究ではパイロットスタディにて開発した血清中のIgG糖鎖を用いた乳癌診断予測モデルを検証することを目的とした。まず、IgG糖鎖が安定していることは将来臨床応用を目指す上で必須であることから、安定性を確認した。次に、検証用コホートで、IgG糖鎖の測定を行った。現在よりよいモデルとするため、これらのデータを元に予測モデルを改良中であり、IgG糖鎖を用いた予測モデルは簡便で感度のよい診断方法になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
簡便で感度のよい診断方法は早期診断に有用であり、乳癌では早期発見により手術での高い治癒率が期待でき、患者の負担が大きい抗がん剤治療をせずに済む可能性も高くなる。IgG糖鎖を用いた予測モデルの研究は簡便で感度のよい診断方法開発の第一歩であると考えられる。また学術的には本研究での結果はIgG糖鎖が乳癌の病態に関与している可能性を示しており、その機序を解明することで、IgGN型糖鎖に関与する免疫反応を治療標的やバイオマーカーとするような新規分野を開拓できると考えられる。
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