研究課題/領域番号 |
17K16561
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中島 雄一郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (40733564)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | CD44v9 / 癌幹細胞 / 胃癌 / 5-FU / 薬剤感受性 / 活性酸素 / 化学療法感受性 / がん幹細胞 / 抗癌剤耐性 |
研究成果の概要 |
CD44v9高発現群57例は低発現群147例と比較し、有意に予後不良であった(全生存率p=0.001,無病生存率p=0.001)。治療前生検標本におけるCD44v9高発現群14例は低発現群15例と比較し、有意に組織学的治療効果が低かった(p=0.025)。CD44v9高発現胃癌細胞株(MKN45・NUGC4)においてCD44v9発現をknockdownすると、細胞内のGSH levelの低下とROS levelの上昇を伴い、5-FUに対する薬剤感受性が上昇した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CD44v9発現は癌の浸潤・転移に関わるだけでなく、薬剤の組織学的治療効果と有意に相関していた。細胞株の実験において、CD44v9は細胞内のROSを制御することによって、5-FUの薬剤感受性に影響を与えている可能性がある。以上より、胃癌におけるCD44v9発現は化学療法感受性バイオマーカーとなりうる可能性が示唆された。
|