研究課題/領域番号 |
17K16600
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
島田 亮 大阪医科薬科大学, 医学部, 非常勤講師 (60795079)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | シルクフィブロイン / 血管新生 / 機能性タンパク / シルクフィブロイン(SF)シート / シルクフィブロイン(SF)シート / 慢性心筋虚血 / 治療 / ペプチド / 塩基性線維芽細胞成長因子 / 虚血性心疾患 / 血管増殖因子 / 新治療法 |
研究成果の概要 |
シルクフィブロイン(SF)を基盤材料とし、虚血性心疾患等の虚血領域で、血管新生による血行再建と心機能回復を期待する血管新生シートを提案し、新たな治療法としての可能性を検証することを目的とした。 既報で用いたシルクフィブロイン(SF)シートを基盤として、物性を改良しペプチドの結合が可能な工夫を加えることに成功した(OSFフィルム)。OSFフィルムのヒト臍帯静脈内皮細胞の接着は良好で、優位な細胞増殖が得られ、細胞増殖性も増加した。 このOSFフィルムを血管新生フィルムへと応用するため、フィルム内部への機能性物質を担持させた徐放フィルム作製の検討を進めたが、機能性を維持させることができなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は虚血性心疾患などの慢性虚血病変に対して、新生血管形成を促す再生医療に着目している。再生医療はあらゆる分野で注目を浴びており、その内の一つとして心血管領域でも研究が盛んに行われている。これらの研究内容が成果を挙げることにより、現状では治療困難な病態に対しても、新たな治療法の一つになり得るため、非常に有益なのと考える。 シルクフィブロイン(SF)に関しては、優れた生体親和性また適度な強度を有する天然由来高分子材料として知られており、組織再生に必要な足場材料として注目されている。既知の材料を基盤とし、さらなる物性の改良や機能性物質の付与を行うことで、良い結果につながる可能性があると考える。
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