研究課題/領域番号 |
17K16628
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長谷川 洋敬 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60733897)
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研究協力者 |
辛 正廣
河島 真理子
高橋 渉
鈴木 雄一
庄島 正明
石川 治
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 定位放射線治療 / ガンマナイフ / 脳血管奇形 / 脳動静脈奇形 / 硬膜動静脈瘻 / 脳神経外科 / 脳血管障害 / 放射線治療 / 神経画像診断 / 三次元回転血管撮影 / CT-like image |
研究成果の概要 |
三次元血管撮影では最大空間解像度0.2mm程度の高精細画像を撮像出来る。本研究ではこの三次元血管撮影画像を脳血管奇形のガンマナイフ治療へ応用出来ないか試みた。第一に、三次元血管撮影画像のDICOMデータを解析し、治療計画ソフト(ガンマプラン)上で取り扱い可能なデータに変更し、インストールが可能とした。第二に、三次元血管撮影画像の位置合わせに際し0.5mmスライスの定位的CT画像を用い、ガンマプラン内装の高精度自動位置合わせ機能を利用して正確に行い得る方法を考案した。第三段階として本手法の有用性を後方視的データを用いて解析し、放射線治療計画の精確性評価指数が改善することを統計学的に確かめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガンマナイフ(GKRS)は根治的低侵襲治療であるが、その手法は放射線画像をベースとした治療計画に基づいるため、画像の質が治療効果や合併症発生に直結すると考えられる。本研究手法を用いることで、これまで利用することが出来なかった三次元血管撮影画像をGKRSに応用出来、それにより治療計画精度の向上、ひいては治療成績向上が期待出来る。本研究のインパクトは大きく、国内誌では定位的放射線治療.22;23-33,2018、国際誌ではAm J Neuroradiol (AJNR).2018,39(10);1867-1870、J Neurosurg. 2018,129(Suppl1);17-25に掲載された。
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