研究課題/領域番号 |
17K16731
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
西本 れい 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (60789585)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ミクログリア / イオンチャネル / 温度感受性 / 低体温療法 |
研究成果の概要 |
ミクログリアは、中枢神経系における免疫担当細胞で、中枢神経系の恒常性を保つ働きを担う。ミクログリアの異常は、てんかんなどの神経異常行動や精神異常を引き起こすことがわかってきた。本研究は、ミクログリアが温度によってその動きが制御されること、および温度感受性イオンチャネルTRPV4がその制御に関わることを明らかにし、イオンチャネルを介した細胞の温度による機能制御という新しい概念を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
温度を感じるイオンチャネルが存在することの生理学的意義について、未だ全てが解明されてはいない。この研究では、中枢神経系の恒常性を担うミクログリアという細胞は、温度感受性イオンチャネルTRPV4を介して温度を感じて動きを変化させることを明らかにした。すなわち、ミクログリア細胞の機能維持には温度感受性イオンチャネルTRPV4が必要であることがわかった。ミクログリアは神経活動を制御することから、ミクログリアの機能保持とそれによる神経保護を目的とした創薬分野の開拓に寄与できる可能性がある。
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