研究課題/領域番号 |
17K16740
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
五代 幸平 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (20767488)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ヘム・オキシゲナーゼ / 神経障害性疼痛 / カルシウムチャネルα2δサブユニット / ガバペンチノイド / ミクログリア / カルシウムチャネルα2δリガンド / 一酸化炭素 / 麻酔科学 / 慢性疼痛 |
研究成果の概要 |
本研究は慢性痛におけるヘム・オキシゲナーゼ-1 (HO-1)の役割を痛覚の伝導路において解明するものである。ガバペンチノイド(プレガバリン・ガバペンチン)はCaチャネルa2dリガンドであり、神経障害性疼痛の第一選択薬である。慢性神経障害性疼痛モデルでマウスにおいてHO-1誘導薬はガバペンチノイドの鎮痛効果を増強し、HO-1阻害薬は鎮痛効果を抑制した。ガバペンチノイドは脊髄後角においてHO-1の発現を増加させグリア細胞の発現を抑制したが、その効果はHO-1阻害薬により消失した。 以上、ガバペンチノイドの鎮痛効果にHO-1が関与していることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経障害性疼痛は難治性であり、しばしば慢性化する。ガバペンチノイド(プレガバリン・ガバペンチン)は神経障害性疼痛の第一選択薬であるが、その効果は十分ではない。本研究により、ガバペンチノイドの鎮痛効果にHO-1が関与していることが判明した。ガバペンチノイドの鎮痛効果を増強できれば、慢性神経障害性疼痛患者の治療効果改善に貢献することが期待できると考える。
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