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外傷性脳損傷に対する新規治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 17K16742
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 麻酔科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

澤田 敦史  札幌医科大学, 医学部, 助教 (10551492)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード外傷性脳損傷 / 骨髄由来ミクログリア / 術後認知機能障害 / イソフルラン / デクスメデトミジン / 外傷性脳挫傷
研究成果の概要

外傷性脳損傷による後遺症である高次脳機能障害を有する患者が全身麻酔を受けた場合,術後に高次脳機能障害が増悪することが問題となっている.本研究において,吸入麻酔薬による全身麻酔を受けた外傷性脳損傷モデルマウスは,術後高次脳機能障害を発症したが,デクスメデトミジンを併用して吸入麻酔薬による全身麻酔を受けた外傷性脳損傷モデルマウスには,術後高次脳機能障害は発症しなかった.
本研究の結果から,外傷性脳損傷モデルマウスにおいて,吸入麻酔薬による全身麻酔の際にデクスメデトミジンを併用することで,海馬に集積した骨髄由来ミクログリアの活性化を抑制し,術後高次脳機能障害の発症を予防できる可能性が示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

交通事故,労災事故に起因する外傷性脳損傷は様々な後遺症を引き起こし,後遺症が重篤な場合は,患者は長期的なケアを必要とする.術前から高次脳機能障害を有する外傷性脳損傷患者が全身麻酔を受けた場合,術後に高次脳機能障害が増悪することが大きな問題となっている.
本研究は術後高次脳機能障害の予防法を新たに提案するものであり,外傷性脳損傷患者の全身麻酔後の生活の質を向上させるため,社会的に果たす意義は大きいと考える.

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] デクスメデトミジンによる外傷性脳損傷慢性期の術後認知機能障害抑制効果の検討2018

    • 著者名/発表者名
      木井菜摘,澤田敦史,山蔭道明
    • 学会等名
      日本麻酔科学会北海道・東北支部第8回学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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