研究課題
若手研究(B)
1)Artemisinin誘導体であるDihydroartemisinin(DHA)、artesnate(ARTES)において腎細胞癌株への増殖抑制効果を確認した。2)Artesnateは腎細胞癌細胞周期においてG2 arrestを誘導していると考えられた。3)DHA,artesnateは腎細胞癌株においてアポトーシスを誘導することが示された。4)腎細胞癌株 SKRC-7,12,17,33,59をヌードマウスへ皮下移植し、腫瘍モデルマウスの作成が可能であることを確認した。
本研究によって、artemisinin誘導体は、腎細胞癌細胞の増殖を抑制することが示された。これによって、腎細胞癌治療のひとつとして、artemisinin誘導体の使用の可能性が示唆された。artemisinin誘導体は、現在マラリア治療薬として使用されており、腎癌治療においても離床的に使用しやすい可能性が考えられ、腎癌治療の発展に寄与する期待がある。
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