研究課題/領域番号 |
17K16894
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福岡 修 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80779794)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 蛍光プローブ / GGT活性 / 頭頸部癌 / 蛍光イメージング / 頭頸部外科 / 頭頸部外科学 |
研究成果の概要 |
γグルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)をターゲットとする蛍光プローブを頭頸部癌病変に吹きかけることにより、約半数において蛍光活性の上昇が確認された。一方で頭頸部癌切除検体を用いた遺伝子解析にて約半数においてGGT1が高発現し、発がんに深く関わっている事が知られているPI3Kシグナル伝達経路も亢進している事が確認できた。また、頭頸部癌由来細胞を用いた検証実験でも蛍光活性とGGT1の発現測定結果が一致することが確認され、GGT1発現が発がんに深く関わるPI3Kシグナル伝達経路の下流で制御を受けることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GGT1発現が発がんに深く関わるPI3Kシグナル伝達経路の下流で制御を受けることが示唆され、その阻害剤は将来的な新規治療薬としての可能性が期待される。GGT活性を確認するには本来免疫染色や遺伝子解析が必要だが、それを蛍光プローブという比較的簡便な手法で蛍光活性を評価する事で代用できればその意義は大きい。
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