研究課題/領域番号 |
17K16911
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
花田 有紀子 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員 (70734044)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 内耳 / 聴覚 / 平衡覚 / cDNAライブラリ |
研究成果の概要 |
内耳に特異的に発現するEpiphycanのノックアウトマウスにおいて特に16kHz以上の高音域において聴覚閾値が上昇していることを明らかにし、Epiphycanが聴覚において重要な役割を果たしていることを示した。ノックアウトマウスの内耳形態に明らかな野生型マウスとの相違は認められなかった。 またFGF12(Fibrolast growth factor 12)に関しても検討し、前庭神経節やらせん神経節などに特異的に発現しており、ノックアウトマウスでは聴覚閾値が上昇していた。また、何らかの平衡機能障害が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Epiphycanが正常聴覚に必要な遺伝子であることを明らかにしたことで、難聴遺伝子の研究の一端として今後社会に役立つ可能性を考えている。また、同じcDNAライブラリから着目したFGF12のノックアウトマウスが平衡覚検査で異常所見を示していることから、めまい疾患のモデルマウスとして今後のめまい研究に役立つ可能性を考えている。
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