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頭頸部扁平上皮癌におけるJunBおよびAP-1遺伝子群の転移機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K16935
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

百束 紘  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (80712794)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード頭頚部癌 / 遠隔転移 / AP-1遺伝子群 / 頭頸部癌 / AP-1遺伝子 / JunB / 耳鼻咽喉科学
研究成果の概要

遠隔転移に関するAP-1遺伝子群に影響される候補因子を見つけるため,当教室で持つ頭頚部扁平上皮癌細胞株の中から,肺転移を多く起こす細胞株を選択し,遺伝子発現を抑制するsiRNAの技術を用いて,JunBおよびFosL1の遺伝子発現を抑制し,コントロール細胞株と共に,タンパクを網羅的に解析できるプロテオーム解析を行った.その結果から,HMGA1遺伝子をAP-1遺伝子群に影響される候補因子として同定した.同様にsiRNAの技術を用いて,HMGA1の遺伝子発現を抑制したところ,抑制細胞株において,細胞株の遊走能の低下を認め,HMGA1が頭頚部扁平上皮癌の転移に関わる遺伝子であることが示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭頚部癌は鎖骨より頭側にある身体のうち,眼球と頭蓋内を除いた部位から発生する悪性腫瘍である.頭頚部は摂食や嚥下,構音などの生きていく上で欠かせない重要な部位であり,かつ見た目に大きく関わる部位であるため,手術で癌を取り除くことが容易でないことや顔面の形態が著しく変形するため,手術を希望されないことも多い.頭頸部癌の予後を大きく左右するのが,頸部リンパ節転移および肺転移であるため,転移を抑制するまたは,早期に転移を起こしやすい因子を発見することが頭頸部癌患者の予後を改善する重要な因子であると考える.その転移の原因を模索し,今後の新規治療法や新規診断法の開発に役立てることがこの研究の意義である.

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] 頭頸部癌の頸部リンパ節転移機構におけるFOSL1の関与について2018

    • 著者名/発表者名
      佐野 大佑, 澤熊 香衣, 百束 紘, 波多野 孝, 磯野 泰大, 高田 顕太郎, 佐藤 要, 桑原 達, 相澤 圭洋, 折舘 伸彦
    • 学会等名
      日本癌学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Fra-1 promotes cell invasion and migration of head and neck squamous cell carcinoma2017

    • 著者名/発表者名
      Kae Sawakuma
    • 学会等名
      The 76th Annual Meeting of the Japanese Cancer Association
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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