研究課題/領域番号 |
17K17010
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
三浦 千絵子 東北大学, 大学病院, 医員 (80509240)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マグネシウム合金 / 生分解性 / ガス産生 / ネイル / 元素分析 / 分解挙動 / 再建外科学 / 骨接合デバイス / マグネシウム |
研究成果の概要 |
マグネシウム合金は金属としての高い機械的強度を有しながらも、生体内で分解する全く新しい生体材料として、現在国内外で積極的に開発が進められている。実用化に至れば特に小児の骨接合材分野では新たな第一選択となりうる。またマグネシウム合金は骨形成能を有する可能性も示唆されており、骨折治癒を促進するデバイスとしても期待されるところである。本研究ではマグネシウム合金に表面処理を加える事で分解挙動がどう変化するのかを観察した。その結果、表面処理の種類によってマグネシウム合金の生体内挙動が変化する事が明らかになった。これにより表面処理がマグネシウム合金の生体内挙動を制御・調整できる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、マグネシウム合金への表面処理によって、生体内骨固定材料として、安定した挙動を目指すために反応強度を調節したり、骨形成をもたらすために腐蝕反応を長時間持続させたりすることが意図的に行える可能性が示唆された。生体吸収性と十分な強度に加えて骨形成能を持つ新たなマグネシウム合金による骨固定材料開発への表面処理の意義と可能性を示したものと考える。
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