研究課題/領域番号 |
17K17021
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
梅原 敬弘 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (60617421)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 創傷治癒 / 好中球 / 糖尿病 / microRNA / circular RNA / micro RNA / 糖尿病性創傷 / 炎症 |
研究成果の概要 |
糖尿病(DM)性皮膚創傷治癒は遅延し、難治性皮膚潰瘍になることが知られている。治癒遅延の要因として炎症が長期化すること、またその本態としてのDM由来好中球が炎症制御に関与する機能異常を生じた可能性を示唆した。そこで、DM由来好中球におけるmicroRNA(miRNA)を中心とした遺伝子発現制御機構の解明によるDM性創傷治癒促進を目的として、DM由来好中球特異的に発現するmiRNA(miR-129ファミリーなど)及びそれらが発現制御する標的遺伝子を同定し、機能解析を行った。本研究により、miRNAが司るDM由来好中球の炎症制御機構の一端を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性創傷の発症は糖尿病(DM)患者の15%に起こり、症例の80%以上で下肢の切断などQOLの低下をもたらす。従って、DM性創傷に対する治療法開発の要求度は社会的に高まっており、新規治療法の開発は急務であると考えられる。本研究は、新規治療薬開発への有用性が非常に高いmicroRNA(miRNA)に着目し、DM性創傷治癒過程におけるDM由来好中球の遺伝子発現制御機構の一端を解明した。これにより治癒促進効果のある新規分子標的治療薬開発へ展開するための基礎医学研究から臨床医学への還元が期待される。
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