研究課題/領域番号 |
17K17037
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
柘植 琢哉 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (40774352)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | スフィンゴシン1-リン酸 / deep dermal burn: DDB / マクロファージ / スフィンゴシンー1リン酸 / deep dermal burn / 熱傷 / 褥瘡 / スフィンゴシン1リン酸(S1P) / スフィンゴシン1-リン酸(S1P) / スフィンゴシン1 - リン酸(S1P) / 創傷治癒 / Deep Dermal Burn |
研究成果の概要 |
真皮深層レベルの熱傷(deep dermal burn: DDB)や褥瘡は、壊死組織を伴う皮膚の損傷であり、長期治療期間と多大な負担を要する。壊死組織除去、抗菌作用および創傷治癒促進を全て同時にできる治療は、現在のところ存在せず、新たな治療法の確立が求められる。 スフィンゴシン1-リン酸(S1P)は、炎症、免疫、血管新生などに関与する重要な脂質メディエーターであり、 マクロファージの動員や分化を調節する。創傷の治癒において、S1Pの有効性を検討し、創治癒や血管新生の促進を確認する事ができた。今後新たな治療薬としても期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラット熱傷モデルのスフィンゴシン1-リン酸外用による創治癒の比較や光超音波イメージングや免疫染色による治癒過程の血管新生の解析を行い、血管新生や壊死組織の融解を促進する事により治癒が促進される可能性が考えられた。さらに壊死組織融解にマクロファージM1分画の関与がある可能性をフローサイトメトリにより検討した。研究の内容は論文化しInternational Journal or Molecular Scienceに掲載された。
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