研究課題/領域番号 |
17K17052
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
木田 佳子 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (00526220)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 間質性肺炎急性増悪 / VV ECMO / 肺保護換気 / RAGE / 間質性肺炎 / 人工呼吸関連肺障害 / バイオマーカー / ECMO / 体外式膜型人工肺 / 炎症性マーカー / 血管内皮マーカー / 臨床 |
研究成果の概要 |
VV ECMOを用い管理した間質性肺炎急性増悪患者の肺組織を,人工呼吸器のみで管理した患者と比較した.VV ECMOを用いて管理した群では,様々な炎症・血管内皮マーカーの発現が低下しており,VV ECMOを用いて管理を行うことで肺障害を抑制でき有用である可能性が示唆された.続いて実際に治療を行った患者の血清を用いて各種マーカーの変化を検討した.少数の症例数での検討ではRAGEが最も治療経過を反映していた.症例数を増やしRAGEがVV ECMOでの治療経過を反映していたメカニズムを解析することで間質性肺炎急性増悪への有効な治療への足がかりとなる可能性が示唆される.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RAGEが間質性肺炎の重症度や治療経過に何らかの関与している可能性が示唆された.VV ECMOを施行することでの効果なのか,その他の治療の効果などは現時点では不明である.さらなる症例集積を行い,メカニズムを解析することでRAGEのバイオマーカーとしての役割,ひいては重症間質性肺炎の治療へとつながる可能性がある.
|