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Piezo1による抗腫瘍効果を活用した次世代型口腔癌治療薬の開発を目指して

研究課題

研究課題/領域番号 17K17103
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 病態科学系歯学・歯科放射線学
研究機関九州大学

研究代表者

長谷川 佳那  九州大学, 歯学研究院, 助教 (30793989)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード口腔癌 / 機械受容器 / Piezo1 / 機械侵害受容器 / 細胞・組織 / 膜タンパク
研究成果の概要

腫瘍は腫瘍細胞からなる実質とその周囲の間質から構成される。特に間質の硬さが腫瘍形成を促進することが報告されているが、その詳細な分子機構は不明である。本研究では、口腔癌の臨床所見として観察される硬結つまり、間質に生じる機械的変化に着目し、機械受容器Piezo1が腫瘍形成に与える影響について解析を行った。
その結果、siRNAによるPiezo1の発現抑制によりOSCC細胞株の増殖が変動した。すなわち、Piezo1の発現が口腔扁平上皮癌の細胞増殖を制御する可能性が示唆された。機械受容器が口腔癌の新規の治療標的となりうる可能性を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、機械侵害受容器であるPiezo1が口腔扁平上皮癌の増殖を制御する可能性が示唆された。この結果と併せ今後は、基質硬さの調節およびPiezo1による抗巣用効果の検討をヌードマウスを用いたin vivo実験を含めて行う。これらの研究にて得られる成果は、口腔癌のみならず様々な悪性腫瘍にも適用できると考えられる。また、Piezo1をはじめとした機械受容器の癌形成機序が解明され、新規治療法の分子基盤の提供へ繋がると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 機械感受性イオンチャネルPiezo1の発現は口腔扁平上皮癌の細胞増殖を制御する2018

    • 著者名/発表者名
      長谷川佳那、藤井慎介、清島保
    • 学会等名
      歯科基礎医学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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