研究課題/領域番号 |
17K17114
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
堀江 俊 朝日大学, 歯学部, 非常勤講師 (00782658)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 歯周病原細菌 / 歯周病 / 外膜蛋白質 / 糖鎖修飾 / 血清抵抗性 / 抗菌ペプチド / 糖鎖 / 歯周病関連細菌 / Tannerella forsythia / OmpA様蛋白質 / 糖蛋白質 / 病原性 |
研究成果の概要 |
我々は以前,歯周病関連細菌の有する外膜タンパク質にO-結合型のN-アセチルグルコサミン (GlcNAc) とシアル酸が付加されていることを明らかにしてきた.その一方で歯周病関連細菌の糖タンパク質の役割については未だ不明な点が多い.本研究では,GlcNAc転移酵素阻害剤,ならびにシアル酸転移酵素阻害剤を用いて,Porphyromonas gingivalis等の歯周病関連細菌の増殖,血清抵抗性ならびに糖タンパク質合成に対してどのような影響を及ぼすのか,そして抗菌ペプチドを用いて,歯周病関連細菌の外膜タンパク質が殺菌活性に対してどのような影響を及ぼすのかを調べたのでここに報告する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病は歯周組織に歯周病原細菌が定着することで発症する細菌感染症であり,非常に罹患率が高い疾患であることが知られている.進行すると歯周ポケットが形成され,歯周組織の破壊が進み,さらには歯槽骨が吸収されていくことで歯を失う原因となる.我々は歯周病の克服を目指し,歯周病を引き起こす歯周病原細菌がどのように歯周組織に定着し,我々の免疫機構から逃れて歯周病を引き起こすのか,そのメカニズムを解明するために努力してきた.本研究では歯周病関連細菌の有する外膜タンパク質が重要な役割を果たしていることが明らかとなり,これを標的とすることで歯周病の有用な治療法開発に繋がる可能性があるものと期待している.
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