研究課題/領域番号 |
17K17138
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
吉居 慎二 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (90710484)
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研究協力者 |
奥田 正浩
藤元 政考
北村 知昭
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歯科用内視鏡 / 歯内治療 / 口腔内カメラ / 湾曲根管 / イメージファイバ / 根管治療 / 内視鏡 / 根管内視鏡 / 画像処理 / イメージファイバー / 根管内観察 |
研究成果の概要 |
これまで我々は自作した歯科用内視鏡に既存の撮影機器を接続し,その解像能を比較検討してきた.今回は口腔内カメラと接続しその解像能を測定,さらにクラックの入った抜去歯の観察を行った.その結果,湾曲した根尖部位でも31.25 μmの解像能を有し,根尖付近のクラックまで鮮明に観察することが可能であった.またこれらの結果は,内視鏡を扱う熟練度の異なる複数の観察者によって得られた結果であり,観察者間で差がなかったことから,歯科用内視鏡を使用するにあたって使用者の熟練度は問題とならないことが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この歯科用内視鏡は,従来の診断機器では観察不可能な根尖部や微細な歯の破折を高解像度で観察することが可能で,疾患の原因特定に大変有効である.今回,内視鏡を既存の撮影機器に接続した上でその解像度が担保されたまま微細構造の観察が可能であった.多くの医療機器が高価なために流通に至らないという現状があるが,この内視鏡は市場に既に流通している撮影機器を用いるため,コストを抑えることができ,多くの歯科医院への普及が見込まれ歯科治療を大きく変革できると考える. 以上より,本研究は極めて学術的な特色を有し社会的意義のあるものと考えている.
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