研究課題/領域番号 |
17K17156
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
|
研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
堤 千明 鶴見大学, 歯学部, 学部助手 (20778691)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | Candida albicans / 義歯性口内炎 / 慢性萎縮性カンジダ症 / Candida / デンチャープラーク / カンジダ症 / バイオマテリアル |
研究成果の概要 |
本研究課題は義歯用材料に付着したC. albicansを除去および殺菌することに加え,C. albicansの感染した口腔粘膜に関して新たな治療法を開発することを目的に行ってきた.本研究課題では抗菌性フィラーであるS-PRGフィラーを組み込んだ義歯粘膜調整材がC. albicansの増殖を抑制できることも確認した.加えて,これらの義歯用材料に同フィラーを添加する際の最適な量を物性試験を行うことで確認することもできた.本研究課題では,デンチャープラークに含まれる他の微生物への効果や臨床試験も予定していたが,研究期間中における産前産後休暇の取得に伴い研究の進行が遅れたため完了できなかった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,臨床応用に向けた臨床試験までは完了できなかったものの,義歯粘膜調整剤に抗菌性フィラーであるS-PRGフィラーを添加し,そのC. albicansに対する抗菌効果および最適なフィラー添加量の検証を行うことができた.現在急増している誤嚥性肺炎の一因にC. albicansの関与もあることから,同フィラーを用いた抗菌義歯用材料開発の社会的意義は大きいものと考えられる.
|