研究課題/領域番号 |
17K17170
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
三木 春奈 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (60739902)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 顎関節症 / 歯学 / MRI |
研究成果の概要 |
対象者の338名のうち67名(男性15名,女性52名,初診時平均年齢39.6±16.4歳)が本研究に同意し追跡調査を受けた。初診時からの経過期間は平均12.2+/-1.1年であった。データ不備があった7名を除外し,60名を解析対象被験者とした。初診時と追跡調査時の開口量を比較したところ,それぞれ増加していた。病態分類間においては開口量に有意な差は認めなかった。また疼痛や随伴症状の程度については,顎関節部の痛みは安静時,機能時ともに有意に減少していたが,頭痛,首筋の痛み,肩こりの程度については有意な差は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果,多くの患者で,顎関節の良い意味での適応変化が10年後には生ずると説明ができるようになれば,臨床上患者に与える安堵も大きい。また,不必要な過剰治療を行うことも減ずることができる。本研究のような予後のデータは,真の意味での病態把握と治療方針の決定に寄与できる可能性があると考えられる。
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